過ごしやすい季節ほど、早く過ぎてしまう今日この頃
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて今日は、知っておいた方がよい、間違った処置の仕方についてです。
たまに来院なされる患者様の中で、「朝起きたら首を寝違えた感じなんです」
「仕事や運動をしている時に急に腰などが痛くなった」など
前の日や朝のうちはなんともなかったが、急に痛くなった、徐々に痛くなってきたなど
このような事がたまに起こります、そのような症状の患者様にそのあとどうなされましたか?
とお聞きしますと、「温めた方が良いかと思い患部を温めたり、お風呂やサウナに入ったり
しました!」とか「特に何もしてないです。」などお聞きします。
急に痛くなった、徐々に痛みが増してきた、ある動きをするといつもとは違う痛みが出る、
じっとしててもズキズキ痛む、などこれは「自発痛」と言いまして、その患部に炎症所見がある
証拠なんです。
炎症があるところは、組織の損傷や、免疫反応が起こっている所でもあります。
患部が腫れあがっていたりしてると、そこが炎症していると分かりやすいですが
体表面にそういう状態がなくても、身体の内部で起こっている場合もあります。
炎症が起こっている場所は、熱を持っているので、そのような状態の時に温める行為
をしてしまいますと、余計に炎症を酷くしてしまう場合がありますので注意して下さい。
なので前記に書いてある諸症状がある場合は、まずは必ず冷やすのが先決です。
形は違いますが、火傷をしたら直ぐに冷やしますよね?それと同じです、火傷した時
温めたりしたら、言わずともどうなるかお分かりですね。
今回は初級の、間違った処置についての話です、また今度、中級、上級と
書いていきたいと思います、ではまた。
小沢謙太郎