間違った処置の仕方に注意!

過ごしやすい季節ほど、早く過ぎてしまう今日この頃

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて今日は、知っておいた方がよい、間違った処置の仕方についてです。

たまに来院なされる患者様の中で、「朝起きたら首を寝違えた感じなんです」

「仕事や運動をしている時に急に腰などが痛くなった」など

前の日や朝のうちはなんともなかったが、急に痛くなった、徐々に痛くなってきたなど

このような事がたまに起こります、そのような症状の患者様にそのあとどうなされましたか?

とお聞きしますと、「温めた方が良いかと思い患部を温めたり、お風呂やサウナに入ったり

しました!」とか「特に何もしてないです。」などお聞きします。

急に痛くなった、徐々に痛みが増してきた、ある動きをするといつもとは違う痛みが出る、

じっとしててもズキズキ痛む、などこれは「自発痛」と言いまして、その患部に炎症所見がある

証拠なんです。

炎症があるところは、組織の損傷や、免疫反応が起こっている所でもあります。

患部が腫れあがっていたりしてると、そこが炎症していると分かりやすいですが

体表面にそういう状態がなくても、身体の内部で起こっている場合もあります。

炎症が起こっている場所は、熱を持っているので、そのような状態の時に温める行為

をしてしまいますと、余計に炎症を酷くしてしまう場合がありますので注意して下さい。

なので前記に書いてある諸症状がある場合は、まずは必ず冷やすのが先決です。

形は違いますが、火傷をしたら直ぐに冷やしますよね?それと同じです、火傷した時

温めたりしたら、言わずともどうなるかお分かりですね。

今回は初級の、間違った処置についての話です、また今度、中級、上級と

書いていきたいと思います、ではまた。

小沢謙太郎

2018年05月22日